基本セット第10版発売記念パーティー

標記のとおり、基本セット第10版発売記念パーティーに参加してきました。
結果から先に書くと、参加者8名で、負け勝ち負けの1−2−0。
 
以下、カードプール&実際に構築したデッキをさらさらしてみる。
※参考:第10版カードリスト http://mtg.takaratomy.co.jp/product/10ed/list/10elist.html
 
カードプール

<白:クリーチャー9枚、その他5枚>
アイケイシアの僧侶》
《ありがたい老修道士/Venerable Monk(9ED)》
《サマイトの癒し手/Samite Healer(9ED)》
《若年の騎士/Youthful Knight(ST)》
《宝捜し/Treasure Hunter(EX)》
《魂の織り手/Spirit Weaver(IN)》
《幽霊の管理人/Ghost Warden(GPT)》
《陽光尾の鷹/Suntail Hawk(9ED)》
《ロクソドンの神秘家/Loxodon Mystic(DST)》
 
《栄光の頌歌/Glorious Anthem(9ED)》
《聖なる力/Holy Strength(9ED)》
《戦士の誉れ/Warrior's Honor(9ED)》
《蘇生の妙薬/Reviving Dose(IN)》
《目かくし/Bandage(ST)》
 
<青:クリーチャー8枚、その他7枚>
《エイヴンの風読み/Aven Windreader(9ED)》
《エイヴンの魚捕り/Aven Fisher(9ED)》
《狡猾な抜け道魔道士/Crafty Pathmage(9ED)》
《全能なる者アルカニス/Arcanis the Omnipotent(ONS)》(Foil
《空の織り手/Sky Weaver(IN)》
《脱走魔術師/Fugitive Wizard(9ED)》
《トゲ尾の雛/Spiketail Hatchling(PR)》
《ルートウォーターの猛士/Rootwater Commando(NE)》
 
《瞬間凍結/Flashfreeze(CSP)》
《空民の助言/Counsel of the Soratami(9ED)》
《テレパシー/Telepathy(9ED)》
《ひきつり/Twitch(TE)》2枚
《ブーメラン/Boomerang(9ED)》
《双つ術/Twincast(SOK)》
 
<黒:クリーチャー9枚、その他4枚>
《隠された恐怖/Hidden Horror(WL)》
《切り刻まれた軍勢/Severed Legion(ONS)》2枚
《吸血コウモリ/Vampire Bats(5E)》
《グールの大群/Mass of Ghouls(FUT)》
《触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable(LGN)》
《憎悪の織り手/Hate Weaver(IN)》
《ドロスのクロコダイル/Dross Crocodile(5DN)》2枚
 
《汚染された結合/Contaminated Bond(9ED)》
《畏怖/Fear(9ED)》
《恐怖/Terror(6E)》2枚
 
<赤:クリーチャー6枚、その他7枚>
《暗渠を這うもの/Duct Crawler(ST)》
《稲妻の精霊/Lightning Elemental(9ED)》
《ヴィーアシーノの砂漠の斥候/Viashino Sandscout(UL)》
《ヴィーアシーノの飛脚/Viashino Runner(UZ)》
《ゴブリンの空襲部隊/Goblin Sky Raider(9ED)》
《放蕩紅蓮術士/Prodigal Pyromancer(PLC)》
 
《金床の拳/Fists of the Anvil(MRD)》
《紅蓮地獄/Pyroclasm(9ED)》
《ゲリラ戦術/Guerrilla Tactics(9ED)》
《ゴブリンの知識》
《スマッシュ/Smash(RAV)》2枚
《溶岩の斧/Lava Axe(9ED)》
 
<緑:クリーチャー9枚、その他4枚>
《エルフの狂戦士/Elvish Berserker(9ED)》
《エルフのチャンピオン/Elvish Champion(9ED)》
《大喰らいのワーム/Craw Wurm(9ED)》
《狩り立てられたウンパス/Hunted Wumpus(9ED)》
《木の壁/Wall of Wood(4E)》
《梢の蜘蛛/Canopy Spider(8ED)》
護民官の道探し/Civic Wayfinder(RAV)》
《忍び寄る虎/Stalking Tiger(6E)》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(9ED)》
 
帰化/Naturalize(8ED)》
《自然との融和/Commune with Nature(CHK)》
《樹上の篭手/Treetop Bracers(9ED)》
《踏み荒らし/Overrun(OD)》
 
<土地:2枚>
《近づきがたい監視塔/Forbidding Watchtower(UL)》
《地底の大河/Underground River(9ED)》
 
以上、計70枚
 

 
んで、各色を見て、
白……システムクリーチャーと《栄光の頌歌》があるが、《平和な心》も優秀な飛行クリーチャーもなし。
青……《全能なる者アルカニス》、飛行クリーチャー、バウンスを擁し優秀。
黒……《恐怖》《切り刻まれた軍勢》が各2枚あるのが魅力。他のクリーチャーの質も悪くない。
赤……《紅蓮地獄》《ゲリラ戦術》くらいしか目を引くものがない。
緑……《踏み荒らし》があるものの、緑にしてはクリーチャーの質・量が微妙。
という印象を受けたため、青黒の2色デッキを構築しました。以下そのデッキレシピ。
 
使用したデッキ

<クリーチャー:15枚>
《吸血コウモリ/Vampire Bats(5E)》
《空の織り手/Sky Weaver(IN)》
《トゲ尾の雛/Spiketail Hatchling(PR)》
《憎悪の織り手/Hate Weaver(IN)》
《ルートウォーターの猛士/Rootwater Commando(NE)》
《隠された恐怖/Hidden Horror(6E)》
《切り刻まれた軍勢/Severed Legion(ONS)》2枚
《エイヴンの魚捕り/Aven Fisher(9ED)》
《ドロスのクロコダイル/Dross Crocodile(5DN)》2枚
《エイヴンの風読み/Aven Windreader(9ED)》
《グールの大群/Mass of Ghouls(FUT)》
《全能なる者アルカニス/Arcanis the Omnipotent(ONS)》
《触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable(LGN)》
 
<ソーサリー&インスタント:7枚>
《ブーメラン/Boomerang(9ED)》
《双つ術/Twincast(SOK)》
《恐怖/Terror(6E)》2枚
《空民の助言/Counsel of the Soratami(9ED)》
《ひきつり/Twitch(TE)》2枚
 
<土地:18枚>
《地底の大河/Underground River(9ED)》
《沼/Swamp》9枚
《島/Island》8枚
 
〜サイドボードとして使用したカード〜
《瞬間凍結/Flashfreeze(CSP)》
《汚染された結合/Contaminated Bond(9ED)》
《山/Mountain》2枚
《紅蓮地獄/Pyroclasm(9ED)》
《ゲリラ戦術/Guerrilla Tactics(9ED)》
 

 
無理矢理2色にまとめたけれども、ドローカードが多いので赤をタッチしても問題が無かった感じ。
あと「《触れられざる者フェイジ》を《空の織り手》で飛ばして勝利だ!」という妄想はダメダメだったと反省。
 
試合の簡易レポート
●1マッチ目:VS白黒デッキ  負勝負
相手のデッキには《邪悪なる力/Unholy Strength(8ED)》2枚、《天使の祝福/Angelic Blessing(9ED)》、除去6枚、《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec(9ED)》、《薄暮の騎士/Knight of Dusk(TE)》等が入ってました。
 
・1戦目
対戦相手の《薄暮のインプ/Dusk Imp(8ED)》にほぼ最速で《邪悪なる力》が2枚ついてゲンナリ
更に対抗手段の《空の織り手》を除去され、地上は《ヴェクの聖騎士》や豊富な除去でシャットアウトされる。
で、《ブーメラン》や飛行クリーチャー等の対抗手段を引けずにそのまま敗北。
 
・2戦目
《骨なしの凶漢/Spineless Thug(9ED)》に最速で《邪悪なる力》が2枚をついた上に、《天使の祝福》を使われ一気に9ダメージ受ける。物凄くゲンナリ
が、次のターンに《ドロスのクロコダイル》で《骨なしの凶漢》と相打ちをとり、このカードアドバンテージ差でそのまま勝利。
 
・3戦目
今度は《薄暮の騎士》に《邪悪なる力》がついてゲンナリ。1枚だけだから今までよりはマシですが……。
一度は《ブーメラン》で凌いだものの、こちらのアタッカーが尽く除去され、《薄暮の騎士》や追加のクリーチャーに殴られ続けて敗北。
 
●2マッチ目:VS白黒赤デッキ  勝勝
相手のデッキはよく覚えてないです。
 
・1戦目
対戦相手が色事故で土地以外のパーマネントを展開できかったため、3ターン目に出した《隠された恐怖》で殴り続けて勝利。
 
・2戦目
6ターン目に出した《全能なる者アルカニス》が除去されず、12枚くらい引いて物量差で押し切りました。
 
●3マッチ目:VS緑白タッチ赤(parkさん)   負負
終戦は友人のparkさん。
《空狩人の散兵/Skyhunter Skirmisher(5DN)》(2枚)と《秘儀の教示/Arcane Teachings(JUD)》のコンボ、そして《バリスタ班/Ballista Squad(9ED)》2枚、《猛火/Blaze(9ED)》が入ったデッキ。これはひどい
 
・1戦目
頑張って盤面を膠着させたところで、park氏の《空狩人の散兵》に《秘儀の教示》がついて俺に大ダメージ。そして次のターンに《猛火》でゲームエンド。
 
・2戦目
《秘儀の教示》のついた《空狩人の散兵》を除去できずに死亡。
 
投げやりなまとめ
「俺シールド戦弱いなー」「リミテッドでの《猛火》は異常」の2点を再認識した一日だったヨ☆
「ヨ☆」とか言うな俺。
 

スーパーボーイタイム

予め言っておくけど、今日のデッキは酷いよ!
フォーマットはスタンダード。
 
デッキレシピ

<クリーチャー:10枚>
2《踏み吠えインドリク/Indrik Stomphowler(DIS)》
1《氷河跨ぎのワーム/Panglacial Wurm(CSP)》
4《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite(TSP)》
1《カー峠の災い魔/Scourge of Kher Ridges(FUT)》
2《クローサの雲掻き獣/Krosan Cloudscraper(LGN)》
 
<ソーサリー&インスタント:24枚>
4《不屈の自然/Rampant Growth(9ED)》
4《北方行/Into the North(CSP)》
3《未開の狩り/Hunting Wilds(PLC)》
4《調和/Harmonize(PLC)》
4《稲妻の謎/Riddle of Lightning(FUT)》
1《分解/Disintegrate(TSB)》
4《大竜巻/Savage Twister(GPT)》
 
<土地:26枚>
1《暗黒の深部/Dark Depths(CSP)》
3《砂漠/Desert(TSB)》
1《ロノムの口/Mouth of Ronom(CSP)》
4《カープルーザンの森/Karplusan Forest(9ED)》
2《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows(FUT)》
1《高地の森林/Highland Weald(CSP)》
2《ケルドの巨石/Keldon Megaliths(FUT)》
9《冠雪の森/Snow-Covered Forest(CSP)》
3《冠雪の山/Snow-Covered Mountain(CSP)》
 
※サイドボードなし。

 
デッキの解説っぽいもの
物凄い勢いで土地を増やし、巨大クリーチャーを出して対戦相手を破壊しよう!
相手の攻勢は《砂漠》《大竜巻》や《ボガーダンのヘルカイト》《カー峠の災い魔》の能力で凌ごう!
相手がカウンターデッキだった場合は諦めよう!
以上!!
 
一応、《北方行》で《ロノムの口》《暗黒の深部》を持って来られるようにしたり、
山札サーチと相性のいい《氷河跨ぎのワーム》を入れたり、
《稲妻の謎》というお楽しみ要素をぶっ込んだりして、
申し訳程度にデッキとしての体裁を保たせてみたよ。
 

コモン・ステロイド

カードリストをボーッと眺めてたら、『次元の混乱』『未来予知』の赤緑コモンには優秀なクリーチャーが多い気がしてきたよ。ということで『時のらせん』ブロックと『第9版』のコモンだけでステロイド*1を組んでみた。フォーマットはスタンダード。
 

デッキレシピ

<クリーチャー:24枚>
4《紡績スリヴァー/Spinneret Sliver(TSP)》
4《マイアー・ボア/Mire Boa(PLC)》
4《エンバーワイルドの占い師/Emberwilde Augur(FUT)》
4《ソーンウィールドの射手/Thornweald Archer(FUT)》
4《ギャサンの略奪者/Gathan Raiders(FUT)》
4《断骨スリヴァー/Bonesplitter Sliver(TSP)》
 

<ソーサリー&インスタント:12枚>
4《ショック/Shock(9ED)》
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》
4《巨大化/Giant Growth(9ED)》
 

<土地:24枚>
4《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(TSP)》
10《山/Mountain》
10《森/Forest》
 

※サイドボードなし。

 

デッキの解説っぽいもの
基本は火力呪文や《巨大化》でブロッカーを排除し、コストパフォーマンスの良い小〜中型クリーチャーで相手プレイヤー本体を叩く、というオーソドックスなステロイド
ただし、ある程度大きなブロッカーを出されても《ソーンウィールドの射手》や暴勇した《ギャサンの略奪者》で踏み潰したり《エンバーワイルドの占い師》で最後の数点を削ったりできるため、従来のコモンオンリーのステロイドより息切れしづらくなっている。実際にMagic Onlineで回してみたところでは、想像以上に勝率が良かった。
安価で組めて、ある程度強くて、使っていてそれなりに楽しいデッキなので、初心者に渡すのにいいかもしれない。
 

おまけ:『コールドスナップ』入りバージョン

ちなみに『コールドスナップ』を加えて、冠雪土地と《ボリアルのケンタウルス/Boreal Centaur(CSP)》《雪崩し/Skred(CSP)》を入れたバージョンも作ってみた。
こちらは《雪崩し》のお陰でより安定して攻撃を通せるが、集めるのが面倒な冠雪土地をフル投入しているため、コモンデッキの利点である「安価で組める」感は薄い。
 

<クリーチャー:24枚>
4《ボリアルのケンタウルス/Boreal Centaur(CSP)》
4《ケルドの匪賊/Keldon Marauders(PLC)》
4《マイアー・ボア/Mire Boa(PLC)》
4《エンバーワイルドの占い師/Emberwilde Augur(FUT)》
4《ソーンウィールドの射手/Thornweald Archer(FUT)》
4《ギャサンの略奪者/Gathan Raiders(FUT)》
 

<インスタント:12枚>
4《ショック/Shock(9ED)》
4《雪崩し/Skred(CSP)》
4《巨大化/Giant Growth(9ED)》
 

<土地:24枚>
4《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(TSP)》
10《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
10《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
 

※サイドボードなし。

*1:「『ステロイド』とは何ぞや?」という人はMTG.Wikiのデッキ解説(http://mtgwiki.com/%A5%B9%A5%C6%A5%ED%A5%A4%A5%C9)をご参照ください。

ムラガンダ・デック・ルーズ

Magic Onlineのカジュアルプレイルームで現在使用してるデッキ。フォーマットはスタンダード。
 

デッキレシピ

<クリーチャー:4枚>
4《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal(TSP)》
 

<エンチャント:4枚>
4《ムラガンダの印刻/Muraganda Petroglyphs(FUT)》
 

アーティファクト:4枚>
4《雲の鍵/Cloud Key(FUT)》
 

<ソーサリー:26枚>
4《不屈の自然/Rampant Growth(9ED)》
4《明日への探索/Search for Tomorrow(TSP)》
4《獣群の呼び声/Call of the Herd(TSB)》
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》
4《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》
4《調和/Harmonize(PLC)》
2《猛火/Blaze(9ED)》
 

<土地:22枚>
1《ウルザの工廠/Urza's Factory(TSP)》
4《カープルーザンの森/Karplusan Forest(9ED)》
2《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows(FUT)》
1《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven(TSB)》
1《ケルドの巨石/Keldon Megaliths(FUT)》
8《森/Forest》
5《山/Mountain》
 

※Magic Onlineのカジュアルプレイルームでは一試合一戦のみが一般的なので、サイドボードはなし。

 

デッキの解説っぽいもの
基本コンセプトは「《ムラガンダの印刻》と複数のバニラトークンを生み出せるカードとの組み合わせ」。それに「《雲の鍵》でソーサリーのコストを軽減し、1ターンの間に《獣群の呼び声》をフラッシュバックまで撃ったり《巣穴からの総出》のストームを稼ぎやすくしたり」というサブコンセプトを組み合わせたもの。

《ムラガンダの印刻》が出ていれば、ストーム1回の《巣穴からの総出》でさえ3/3クリーチャーを4体生み出すことになり、いい感じに脳汁が出る。さすがにトーナメントの一線級デッキにはほとんど勝てないが、カジュアルプレイルームで回してる限りそこそこ面白い。デッキの性質上、よりトークン生成能力の高い苗木デッキに勝てないのはご愛嬌ということで。

マナ加速が8枚あるのは一見多めだけど、キーカードが軒並み重いデッキなので、実際に使うとこのくらいが適正という感じ。一応、デッキを圧縮しキーカードを引く可能性を上げたい、という期待も少しある。

あと、《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GPT)》が入ってないのと《悪魔火/Demonfire(DIS)》じゃなくて《猛火》なのは、単純に「それらを持ってない」というカード資産的な理由。デッキの理想形を書こうかとも思ったけど、資産不充分なデッキでもそれなりに楽しめますよーというの示したかったので、あえて現在使ってるレシピのままにしときました。